ものづくり都市にひらかれた
新しい産業拠点

三条ものづくり学校は、
2014年3月に閉校した南小学校を
三条市が民間企業のノウハウを活かして
リノベーション・管理運営委託している施設です。

伝統ある優れた三条の地場技術に、
デザインやアイデアを加え、
三条のものづくり事業の発展に寄与する
拠点となることを目指します。

学校ならではの、“はたらく、まなぶ、あそぶ”


誰もが慣れ親しんだ教室、地域の中心にある広大なスペース、学校ならではの自由で夢の広がる空間だからこそ、「ものづくり」を通して、大人も子供もワクワクできるコミュニティが生まれます。

『はたらく』『まなぶ』『あそぶ』が連動しておこなわれる、それが三条ものづくり学校です。

代表メッセージ

代表取締役
高山勝樹


ものづくりの「三」歩先を見据えて


新潟県三条市は、金属製品や加工部品のものづくりが集積された世界でも数少ない地域です。
伝統技術の継承と、進化するものづくり技術の中でもまれ、洗練され、
生き抜いてきた世界トップレベルのものづくり技術の宝庫です。

持ちうる技術を糧に、最先端のクリエーター・デザイナーとつながり、自らが新たな商品開発・生産を行い、
マーケットに発信していく潜在能力を秘めています。


〈1:三条市外部に向けて〉三条ものづくり学校は
520社、約12,000人が加盟する協同組合産業工業会や三条金物卸商など、
産業界の団体および各企業と連携し、彼らのもつ革新技術を「見える化」、整理して集約します。

外部(デザイナー・クリエーター・メーカー)からアクセスしやすく、また三条市の技術を集結させることで、
生産までの流れを生み出すことも可能となります。「株式会社三条」と呼ばれるように、
三条市の企業だけで、ひとつの商品が生み出されることが可能であり、
各企業は下請け中心の企業形態から、新たに自らが主導権を持った商品づくりが可能となります。

また〈2:三条市内部に向けて〉三条ものづくり学校はこれまで各企業が個別で行ってきた
社員研修や技術研究、各種セミナー、技術の常設展示、企業や新商品発表の場になるなど、
各企業の循環・交流の場となることが可能です。

三条市内部の情報を集約することにより、外部への情報発信力を持たせる事が可能です。
企業間の交流がうまれる中で、各企業の持つ既存技術の応用の可能性や
新規事業の機会を生み出す場ともなり得ます。

さらに〈3:カッコイイものづくりの未来へ向けて〉、三条ものづくり学校は、
働く・学ぶ・遊ぶ、をキーワードに、3K(きつい・危険・きたない)という、かたよったイメージで
とらわれることも多かった工場の世界を、カッコイイものづくりの職人の世界観として次世代に開くため、
アイディアやデザインなどを加え、子供や学生、次世代の三条市を担う若者たちに、
ものづくりの魅力を体験してもらうワークショップや地域交流イベントなども積極的に開催していきます。

〈4:IID世田谷ものづくり学校との連携〉により、
IIDが三条ものづくり学校の東京窓口として機能し、三条市の各企業と
デザイナー・クリエーター・メーカーとのマッチングが容易になります。
これまで10年間蓄積されたIIDのネットワークとノウハウを元に、
三条ものづくり学校独自の運営をサポートします。

ものづくりを通して、三条市の地域がひとつに、そして新たに世界へ、未来へ向けて、
三条ものづくり学校は、三条市の発展に寄与する拠点となることを目指します。